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□ 物件名 浅井塾 |
□ 業種 学習塾 |
□ 住所 大阪府和泉市黒鳥町 |
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□ 面積 24坪 |
□ 工期 3週間 |
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□ デザインコンセプト
郊外の学習塾、再構築へ。
大阪市内から電車で約30分。大阪府和泉市、古くからある日本家屋と真新しい一軒家とが混在する、ベッドタウンならではの風景が広がります。学校も多くて子育てにはいい環境だよ、というタクシーの運転手さんの話を聞いていると、門扉の連なる車窓の向こうに、突然視界が広がりました。
広々とした庭に、絵本のような白いゲート。曲線でやわらかく導かれた外壁に、視線が吸い込まれるような感覚をおぼえます。ゲートの向こうにあるのはごく普通の一軒家ですが、このちょっぴり特殊な外観から、ただの住居ではないことはすぐにわかります。
こちらは浅井さん一家の、いわゆる「自宅兼学習塾」。親子で公文教室と学習塾を運営されています。公文は30年、学習塾も10年続く地元ではおなじみの先生親子。近隣のご家庭から長く信頼を得ている学習塾、といった印象です。
築30年、ハウスメーカーへ改築を依頼。それを機に、庭や外壁・ゲートなどのエクステリアはデザイン事務所に別注。近隣への違和感はないのに、ふと目を奪われる存在感。この独特なエクステリアは、どのようなオーダーから生まれたのでしょうか。
「かわいくしたい」学習塾の行方。
アイデアは、学習塾を担当されている息子さんから生まれました。塾の先生といっても、生真面目そう・堅そうといった雰囲気はなく、物腰の柔らかいおしゃれさんといった風情です。
公文教室で育った浅井さんにとって、同じ場所で子どもたちを指導するのはごく自然な流れでした。とはいえ、地元の方に知られているのはお母様の公文教室。学習塾にとっても、地域との結びつきは命です。大手予備校・少人数制・個人塾etc.さまざまな現場で講師を経験してから、10年かけて自分なりの指導スタイルを築きあげ、「浅井塾」の名も地域にしっかり根付かせました。
今回のエクステリア工事は、住宅街に埋もれてしまわない外観を演出するのが目的です。浅井さんご自身もインテリアがお好きで、こだわるあまりに家具がなかなか揃わないというほど、好みがはっきりしている方。エクステリアに求めたのは「やわらかい・楽しい・かわいい」というイメージでした。感覚に左右される部分が大きく難しいオーダーです。
依頼するデザイナーの条件は、浅井さんの感覚をきちんと理解して形にしてくれること、そして興味をひく演出ができること。後者を考慮して、店舗デザインの事務所へオーダーしてみることに。検索で見つけたデザイン設計事務所「エス」のホームページがご自身の好みだったことから、早速連絡をとりました。
「デザイン事務所」が出した答とは。
ハウスメーカーとのやりとりには慣れていた浅井さんですが、デザイン事務所をパートナーにするのは初めて。少し不安を抱えていた初顔合わせの日、現れたのはデザイン設計担当の上野さん。やわらかい雰囲気の女性です。「建物自体ではなくエクステリアを」というユニークなオーダーも、二つ返事でOK。何でも言える雰囲気で、安心して相談できたそう。この時伝えたのは、現在置かれている状況と、「やわらかい・楽しい・かわいい」という完成イメージ。そしてエスからの提案を待つこと一週間、初めて図面を見る日がやってきました。
提案された図面を見て、エスへの依頼を即断したという浅井さん。その理由は「塾らしさはあえて意識していないところ」。塾としては十分認知されているため、核心は「塾らしい<浅井さんらしい」という点にありました。上野さんは浅井さんの好みを消化し、表現してくれていました。「既存の玄関扉はもっとお店っぽいものに替えたい」と希望していた部分には「取り払うのは勿体ないですよ」と、その手前で視線が留まるようかわいらしいゲートを提案。目を引くデザインにも「住宅街の個人学習塾」という土台への配慮がありました。
予算に合うまでいくつかの提案が上がり、一週間後にはデザインが決定。店舗設計ならではの人を呼ぶデザインを目の当たりにし、店舗デザイナーに依頼した甲斐があったと感じられたそうです。
何十年後、みんなの記憶にあるために。
工事が終わり、周囲からの評判は上々。「あのゲートをくぐりたい」という理由で公文教室に入られた生徒さんもいるそうです。宣伝効果は二の次のつもりでしたが、既に認知の高かった浅井塾にとっても、あらためて独自性の打ち出しにつながりました。
学習塾は常に「生徒さんの成績=塾側の責任」という厳しい課題にさらされています。かわいらしい外観でも、結果に直結しなければ、生徒さんにとって意義がないと判断されてしまいます。浅井さんの基本姿勢は「勉強を好きになってもらうためにどうするか」。どんな問題を解きたいか、子どもに考えさせるのもその一つです。自主性は点数につながり、さらに自主性を高めてくれる。そんな好循環を作ってあげたい、と日々の業務に情熱を傾けます。
子どもの頃、近所にあった個人塾へ通った方も多いはず。そこはあなたにとって、どんなことを思い出す場所でしょうか。「勉強したことを、良い思い出にしてあげたい」というのが浅井さんの目標。今は勉強以外のことが楽しくても「昔たくさん勉強させられたけれど、それで良かったんだな」と思い返してもらえる場所を目指しています。
外観を演出することで、あらためて独自性を打ち出した浅井塾。これから先、ここに通ってくる生徒さんにとって「子どもの頃の思い出の場所」として最も象徴的な存在になりそうです。
学習塾は常に「生徒さんの成績=塾側の責任」という厳しい課題にさらされています。かわいらしい外観でも、結果に直結しなければ、生徒さんにとって意義がないと判断されてしまいます。浅井さんの基本姿勢は「勉強を好きになってもらうためにどうするか」。どんな問題を解きたいか、子どもに考えさせるのもその一つです。自主性は点数につながり、さらに自主性を高めてくれる。そんな好循環を作ってあげたい、と日々の業務に情熱を傾けます。
子どもの頃、近所にあった個人塾へ通った方も多いはず。そこはあなたにとって、どんなことを思い出す場所でしょうか。「勉強したことを、良い思い出にしてあげたい」というのが浅井さんの目標。今は勉強以外のことが楽しくても「昔たくさん勉強させられたけれど、それで良かったんだな」と思い返してもらえる場所を目指しています。
外観を演出することで、あらためて独自性を打ち出した浅井塾。これから先、ここに通ってくる生徒さんにとって「子どもの頃の思い出の場所」として最も象徴的な存在になりそうです。











